朴の木とナラに調和する、こだわり色の心地よいおうち
今回ご紹介するのは、お施主様が日本各地の職人や素材との「ご縁」を大切にしながら、一つひとつ丁寧に選び抜いて完成させた住まい。
美しさだけではなく、肩の力を抜いて心からくつろげる、穏やかな空気感に満ちています。
「頑張ってよかった」と思える、こだわりの家づくり
お施主様が思い描いていたのは、「ソファに横たわりながら、空や景色、お気に入りのキッチンを眺めてのんびり過ごす休日」でした。

理想を形にするまでには、多くの時間とエネルギーが必要だったといいます。
悩みながらも妥協せず向き合ったからこそ、完成した住まいは「頑張ってよかった」と心から思える特別な場所になりました。

なかでも印象的なのが、床に採用した朴の木(ホオノキ)です。
お施主様自らInstagramで理想の施工例を探し、福島県の材木店から取り寄せて白木塗装を施しました。
やわらかな色合いと穏やかな木目が、空間全体に自然な温もりをもたらしています。
さらに、大雪山のナラの突板を用いたオーダーキッチンやベンチなど、細部に至るまで素材へのこだわりが息づいています。



洗面室には、出張の合間に東京や京都のショップを巡って選ばれた、ミナ ペルホネンの「tambourine(タンバリン)」タイルを採用。
窓越しにリビングのテレビを見ながら朝の身支度ができる設計となっており、窓からの光を受けてやさしく輝くタイルが、毎朝のひとときを心豊かに彩ります。

そして、お家の顔である玄関には、吸い込まれるように美しいディープブルーのアクセントウォール。
メタリックな質感を表現するこのペイントは、コテや刷毛の跡が光を柔らかく反射し、まるで刻一刻と変化する夕暮れ時の空や、穏やかな深海を眺めているかのような立体感と上質な情緒を醸し出しています。


木の美しさを引き立てる、MoireやFarrow&Ballの色彩
この住まいの魅力をさらに深めているのが、空間ごとに丁寧に選ばれたMoireやFarrow&Ballの塗装です。
リビングのメインウォールには、光をやわらかく受け止める上品なMoireのMR-242を採用。
時間帯によって繊細に表情を変えながら、朴の木の豊かな木目やナラのやさしい風合いを引き立て、空間全体を穏やかに包み込みます。
一方、ニッチの奥やプライベートな空間には、深みのある濃色Farrow&BallのNo.289 Inchyra Blueを取り入れました。
空間にほどよい重心が生まれ、木の温もりと美しいコントラストを描き出します。

昼間は外の景色や空の青さを映し込み、夜にはブラケットライトの灯りを受けてしっとりとした陰影をまといます。
自然素材と色彩、そして光が響き合いながら、日常を静かに豊かにしてくれる住まいが完成しました。
塗装:カラーワークス
施工場所: リビング・ダイニング、キッチン、寝室、洗面室、ニッチ、廊下
使用塗料:
壁・建具 Moire MR-242
玄関壁 Moire CBD625 Faded Navy
天井 Farrow&Ball No.277 Dimpse
ニッチ Farrow&Ball No.289 Inchyra Blue
















