壁面・天井:スエードペイント VALRENNA 456A
扉:FARROW&BALL No.28 Dead Salmon
今回ご紹介するのは、C.T.A Interior Designの飯田さんが手掛けたオフィス。どのようなこだわりや経緯があって、この塗装を選んでいただいたのでしょうか。
Q. この空間のコンセプトを教えて下さい
このスタジオ兼ショールームをデザインをするにあたって一番配慮した点は、ロンドンで仕事をして学んだインテリアのテイストを日本のお客さまにお伝えしたく、限られた空間の中で出来るだけ多くの素材や色を使用したインテリアを見て頂きたいと思い、それら色々なエレメントをどうやって組み合わせるかが一番の課題でした。特に壁のデザインについては、空間の中でも多くの比重を占めていますし、インテリアの雰囲気を作る上ではデザインの大切な一部だと個人的には思っているので、このプロジェクトでは壁をどうするかという視点からデザインのコンセプトをスタートさせました。
Q. 塗装仕上げにしたきっかけを教えて下さい。
イギリスで携わったプロジェクトでは壁の処理は塗装が多かったので、このプロジェクトでは最初から壁は塗装と決めておりました。また狭い空間を開放的に演出するためと、決して日照時間に恵まれたロケーションではないので明るさを感じられるよう、壁はテラコッタのような質感と色の塗装にしたいと漠然と思い描いていました。
Q. スエードペイントバルレンナを使用されたのはなぜですか?
偶然リサーチをしていてカラーワークスでスエードペイントバルレンナを見つけた時は、自分のイメージにぴったりだったので本当に興奮したのを覚えています。この素敵なペイントの良さを十分に感じていただけるよう、壁だけでなく天井も塗ることによってより壁の存在感が増したと思います。
Q. お客さまの反応はいかがでしたか?
来客されたお客さまは必ずと言っていいほど壁に興味を持たれ、手で触ってその質感を楽しんでいらっしゃいます。私共クタインテリアデザインのデザイン理念でもありますが、素材に触れて楽しんでいただけるようなインテリアをカラーワークスのペイントで表現することが出来ました。
飯田さん、貴重な話をいただきありがとうございました。
素敵なインテリアデザインを手掛けるC.T.A Interior Designさん。是非足を運んでみて下さい。
インテリアデザイン:C.T.A Interior Design
Photo:ToLoLo studio