世界中に多くのファンを持つFarrow&Ballですが、先月待望の新色・新柄を発表しました！

テーマは、「The extraordinary ordinary – 日常を特別にする色 – 」。これは身の回りにある何気ない風景や使い込まれた道具の中に潜む「ありふれた美しさ」を表現しています。

今回は、なかでも魅力的な色がたくさん揃う新色についてご紹介していきます。

—————

1.実は数年に一度入れ替わっているFarrow&Ballのカラーチャートとは？

2.今回のFarrow&Ballは、なんと12色もの色が登場！

3.どこかレトロで懐かしさも漂う新色9色 + 復刻色3色がうまれた時代背景

4.インテリアではどう取り入れると魅力的？

5.新色をチェックするならまずは無料のカラーチャートを！

6.まとめ

—————

1.実は数年に一度入れ替わっているFarrow&Ballのカラーチャートとは？

Farrow&Ballのカラーチャートは、全部で132色の素晴らしい色が収められているのですが、実は約2~3年おきに数色入れ替わっているのです。

これは徹底的に時代の雰囲気や事象を調べ、またFarrow&Ballとしてどんな暮らし方を提供していくのかを膨大な時間をかけてまとめて発表しています。

「暮らしを彩る色」の主流は、思わず目を惹くような鮮やかない色だったり見たことのない突飛な色合いではなく、正直いって「地味な色」ばかり。そのため、世の中のベーシックカラーというものはそんなに大きく変わるものではありません。

しかし、Farrow&Ballはインテリアカラーの中で一番難解でいて同社が最も得意とするニュートラルカラーを中心に、私たちをハッとさせるような素晴らしい色を毎回発表してきます。

だからこそ暮らしに心地よい色が揃いながらも、私たちにいつもフレッシュでワクワクする色選びをさせてくれるのです。

それでは、今回はどんな色を発表したのが見ていきましょう^^

2.今回のFarrow&Ballは、なんと12色もの色が登場！

さて、今回の新色の発表はちょっと特別な点が……普段は大体 9色の色が入れ替わるのですが、なんと今回は 12色！

しかもその中にはすでにアーカイブとして外れていた昔のカラーチャートに含まれていた色が 3色復刻されているのです。

壁・レンジフード：FARROW&BALL  （復刻色）No.56 Etruscan Red

（左写真）壁：FARROW&BALL （復刻色）No.198 Broccoli Brown / （右写真）腰板：（復刻色）No.199 Sap Green

この展開は私たちも予想外でした！

このような形で発表されたのは初めてで、改めてFarrow&Ballが今まで培ってきたカラーバリエーションの深みとポテンシャルの高さに驚かされるとともに、今回のテーマでもある『日常を特別にする色』につながっているのだと感じます。

3.どこかレトロで懐かしさも漂う新色9色 + 復刻色3色がうまれた時代背景

今回は、深く豊かなテラコッタ、澄み切ったブルー、大地を感じるグリーンなど、私たちの身の回りにある何気ない情景や長く使い込まれた道具、そして大切な思い出の中に潜む「ありふれた美しさ」を、Farrow&Ballならではの深い色彩で表現した12色が登場しました。

FARROW&BALL手前壁：（新色）No.311 Scallop / 奥壁：（復刻色）No.56 Etruscan Red / 棚：No.305 Hopper Head / 巾木・ドア：No.239 Wimborne White

「The extraordinary ordinary -日常を特別にする色-」というテーマにぴったりの、どこか懐かしさを感じたり、心がほんのり温まるような色が揃っており、私たちも第一印象から愛着を感じてしまいました^^

（左写真）天井・壁：FARROW&BALL（新色）No.319 Duster / 床：（新色）No.312 Dibber  / （右写真）壁：（新色）No.316 Marmelo / 床：No.2003 Pointiing / 巾木：（新色）No.198 Broccoli Brown

なお、近年のトレンドを見てみると、グレーを使ったスタイリッシュなスタイルから「クラフト」や「レトロ」など馴染みのいいものや温もりを感じるものに注目が集まっており、それに伴いインテリア業界でもウォームカラーが多く採用されるようになっています。

（左写真）壁：FARROW&BALL（新色）No.318 Douter / （右写真）壁：（新色）No.315 Naperon

また、弊社のスタッフが調べたところによると、2018年はもう１つの転換期として、“インテリアとファッションの垣根がなくなってきた”とのこと。

壁右・扉：FARROW&BALL（新色）No.312 Dibber / 壁左：（新色）No.313 Reduced Green / 正面縦ライン：（新色）No.316 Marmelo

ファッションブランドがカフェをオープンしたり、インテリアブランドがライフスタイル提案を始めたりするなど、業種の枠を超えて「美しい暮らしのあり方」そのものをデザインする時代になってきた転換期だったようです。

（左写真）壁上部：FARROW&BALL（新色）No.314 Sizing / （右写真）壁下部：（新色）No.317 Kakelugn / 壁上部：（新色）No.312 Dibber

今回のFarrow&Ballの新色もこうした流れにもあう色調となっていて、穏やかさや心地よさのある新築だけでなく趣があり落ち着きを感じる古民家のようなお住まいまで、幅広く使っていただけるでしょう。

4.インテリアではどう取り入れると魅力的？

壁：FARROW&BALL（新色）No.311 Scallop

では、この新色と復刻色をどのようにインテリアに取り入れていくと魅力的な空間作りができるでしょうか。

確かにインテリア全体として、オレンジや赤みがかったベージュやグレージュやくすみのあるブラウン系の色が以前より増えてきました。

周囲壁：FARROW&BALL（新色）No.311 Scallop / 正面壁下部・柱：（新色）No.316 Marmelo / 正面壁上部：（新色）No.318 Douter

でも、昔のレトロのままどんな色合いも温かみを感じる色ばかりだと、間違いなく統一感は生まれると思いますが、逆に単調でつまらなさを感じるインテリアとなってしまう可能性もあります。

そこで、新しい時代にあわせて洗練されたインテリアにするためのコツは、色で「抜け感」を作ることです。

（左写真）壁：FARROW&BALL（新色）No.314 Sizing / 扉： No.304 Bamboozle（右写真）壁：（復刻色）No.199 Sap Green / 扉：W1 Snow White

例えば、こうしたウォームなインテリアの中に、あえて属性の異なる新色のNo.314 SizingやNo.317 Kakelugnのような爽やかかつ穏やかさを感じる青系統の色や、No.239 Wimborne Whiteのようなソフトな白を合わせてみては。

すると、一気にインテリアに抜け感が出てきて、スマートな雰囲気がもたらされるでしょう^^

5.新色をチェックするならまずは無料のカラーチャートを！

さて、Farrow&Ballの新色が気になったら、次は無料のカラーチャートを手に入れましょう！

Farrow&Ball 銀座サロンでももちろん新色を塗った壁をご覧いただくこともできますが、なかなかご来店いただくことが難しい方の方が多いかと思います。

その際は、銀座サロンのホームページより無料で取り寄せることができるカラーチャートをご請求ください。

気になる色があったら、A5サイズ程度のサンプルをさらに取り寄せることもできますので、お気に入りの色をぜひ見つけてくださいね♪

6.まとめ

ヌック内壁：FARROW&BALL（新色）No.319 Duster / 正面壁（新色）No.311 Scallop

新色や復刻色を見ていると、住まいのどこに塗ろうかワクワクしてきますよね。

今回の新色はとくに私たちの生活の中に根付いている、すぐ傍にある美しさを表現した色合いが多く揃っています。

日本の住宅にもたくさん馴染む色が多いので、ぜひ新しい時代の色を楽しんで取り入れてみてください^^