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2021年のFarrow&Ball 人気色ランキングと今年チェックすべきおすすめ色をご紹介!
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年々ファンを増やしている英国の最高級塗料ブランドのFarrow&Ball。
カラーチャートに収められた132色の色は、どれもが素晴らしい色合いで、愛着を感じるネーミングと興味深いストーリーを持っています。
そんなFarrow&Ballのカラーチャートから、『2021年に人気の高かったBest3』と『2022年イチオシの色』をご紹介!
皆さんが次に塗る色の参考にしてみてくださいね♪
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第3位.オールマイティーで使える No.229 Elephant’s Breath
第2位.存在感のある知的なダークカラー No.31 Railings
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第3位 オールマイティーで使える No.229 Elephant’s Breath
第3位にランキングしたこの色は、これぞFarrow&Ballと言えるような繊細な色合いのNo.229 Elephant’s Breath。
K様邸のキッチンカウンター下に塗装されていますが、暖かみがありコンテンポラリーな印象をもたらしてくれます。
グレーとも白ともベージュとも言えない非常に繊細な色なので、朝、昼、夜の光の当たり具合で全く違う顔をみせてくれるのも愛されやすいポイントのひとつ!
そのため長い時間過ごすリビングなどに塗装して楽しむ方も多いのですが、正直どのお部屋でも馴染みやすいので、落ち着いた空間を求めている方にはオールマイティな色としておすすめです♪
第2位 存在感のある知的なダークカラー No.31 Railings
(右・ドア)友紀建築工房様
限りなく黒に近いダークグレーであるNo.31 Railingsが、なんと第2位にランクイン!
少し前まで暗い色を塗るのは「不安」「暗くならないか」などの声が多くチャレンジングな色の位置付けにあった色ですが、今や格好良いクールな空間をつくる代名詞のような存在になりました。
色味としてはやや青みがかった黒に近い色で、くすみのあるニュートラルカラーやブルー系の色とあわせるととても美しく調和します♪
写真のように壁はもちろん、日本の住宅ではドアやキッチンカウンター、棚、巾木に使われやすく、お部屋の雰囲気を締める効果も果たしてくれる色ですよ^^
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第1位 白といえど表情は様々!3種類の White
(左・壁)No.2005 All White/(右・ドア)No.239 Wimborne White
2021年の第1位は、不動の白!しかもほぼ同率で3種類の『白』がランクインしました☆
(左)No.239 Wimborne White(中)No.2003 Pointing(右)No.2005 All White
「3種類?!」という声が聞こえてきそうですが、白は『白』1色しか無いなんてことはありません。
上の施工写真を見ても、左の壁の色である真っ白なNo.2005 All Whiteと右のドアや巾木などの色であるNo.239 Wimborne Whiteは、全く違いますよね!
また、ひとつのお部屋を特性の異なる白で使い分けるのも面白いですよ^^
上の写真は、壁・マントルピース・巾木・傾斜のある天井を3種類の白で塗り分けていますが、驚くほど表情が豊かですよね!
白でもほんのり色が混ざるだけで大きく印象が変わってくるので、統一感を感じさせつつも穏やかな変化を作り出してくれます♪
日本の住まいの壁には白が圧倒的に多く使われていますが、けして無難な色ではないので、ぜひこだわって選んでみてくださいね!
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さて!いままでご紹介したBest 3以外にも、下の写真のような色も人気でした。
(左・壁)No.30 Hague Blue/(右・壁)No.275 Purbeck Stone
左の写真はNo.31 Railingsほど暗い色ではありませんが、ネイビーのような暗さのNo.30 Hague Blue。
また、明るめのグレーであるNo.275 Purbeck Stoneです。
どちらの色も一見クールな色に見えますが、Hague Blueは少し緑みや赤みを感じたり、右の写真のPurbeck Stoneも少し赤みを感じるウォームグレーだったりと深みを感じる色ばかり。
おうちの色にこだわりを感じるのがよく伝わってくるランキングでした^^
2022年 おすすめ色はポジティブカラー!
おうちで過ごす機会が格段に増えてから、どうしたらもっと楽しく、もっと自分らしく過ごせるのだろうとご相談をいただくことも少なくありません。
そんな時は、ぜひ色を使ってポジティブな雰囲気を作り出しましょう^^
上の写真のNo.287 Yeabridge Greenは、春先の植物のようなほんの少し黄みがかった緑。
リラックスというよりも、お家の中にいても自然を感じたり楽しい気分にさせてくれますよ♪
同じような黄みがかった白やニュートラルカラーとの相性が抜群です!
同じく南の海のような開放感を感じさせてくれるのがNo.288 Vardo。
色合いとしてはやや強めの色ですが、圧を感じることもありません。
爽やかな白や明るめのグレーと合わせると、より清潔感を感じる空間づくりもできるでしょう。
上の子供部屋の写真では、たくさんの色が使われていますね^^
黄色は白に次ぐ明るい色なので、子供部屋に塗っても明るく感じますし、楽しげな印象をもたらしてくれます。
No.74 Citronなどは元気があってハツラツとしており、No.37 Hayなら稲穂のような色なので、穏やかさと安心感も感じさせてくれますよ♪
そして、最後におすすめしたいのが、上の写真で壁に使われているNo.295 Sulking Room Pink。
この色はまだ発表されてからそれほど経っていませんが、感度高いユーザーの方たちは、さっそく取り入れている色です。
一見地味に感じる色なので、いままで日本の住宅の色としては見かけなかったと思いますが、近年海外のオシャレだと言われるインテリアでは、このような穏やかでシックなローズピンクをよく見かけます。
ピンクとは言え、ネイビーや明るめのニュートラルカラーと合わせるとジェンダー関係なく大人っぽい空間を作り出せる素敵な色です。
新しい色をおうちに取り入れて気分転換をしてみたい、もっと楽しくおうちで過ごしてみたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね^^
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FARROW&BALL 2021年トレンドカラー
気分をあげる自然界の美しい色合い -
2021年に入ってから半月が経ちましたが、コロナ禍の拡大により、
家でお過ごしの方も多いのではないでしょうか。
昨年は、自分の意志に関わらず暮らし方を大きく変えなければいけない事態に、
多くの方が戸惑いとともに過ごしてきましたが、
今年に入り、より家でポジティブに過ごそうという声が大きくなっています。
FARROW&BALL No.293 Jitney
英国の最高級ペイントメーカー Farrow&Ballもそのひとつ。
家に安らぎと親しみやすさをもたらし、混沌の世界の中で、落ち着きと休息を与えることを願い、
2021年の4つの色系統からトレンドカラーを提案しています。
Farrow&Ballのカラーキュレーター Joa Studholmeさんは、
「今、私たちは多くの時間を自宅で過ごしているので、
インテリアには自分の親しみやすいカラーを選ぶことが多くなるでしょう。
私たちが提案する暖かく居心地良いカラーは、そうした状況にぴったり」だとし、
今年は家に多機能を持たせることが重要だと説いています。
それではさっそくこのトレンドカラーを家に取り入れるヒントをご紹介していきます!
Rich & Warm hues
豊かで暖かさを感じる色合い
FARROW&BALL No.297 Preference Red
2021年で注目するカラーパレットのひとつに、
アースレッドやソフトブラウンなどのような自然にインスパイアされた
暖かみのあるトーンの色があります。
「困難な時期に、より住まいを豊かにし、外の世界とは別の
居心地のいい空間を作る暖色系のトーンが求められています。
上の写真の住まいで使われているNo.297 Preference Redのような高級感のある色は、
穏やかでリラックスしたニュートラルカラーが揃う
“一日の終わりにくつろぎたい部屋”に加えることができます。」とJoaさん。
「ダークチャコールやダークブルーのような色から、
No.W101 Deep Reddish BrownやNo.255 Tanner’s Brownのような
もっと自然の暖かみのあるトーンへトレンドが移行してきていますが、
これらの色は、強さと落ち着きがあり、また非常にファッショナブル。
昼はシック、夜は心地よさをもたらし、
グレード感と落ち着きのある雰囲気を演出してくれます。」とのこと。
(左)No.297 Preference Red (中)No.W101 Deep Reddish Brown (右)No.255 Tanner’s Brown
また、他のアースカラーと合わせることで、
いろいろ考えさせられると共に心落ち着かせてくれる空間に。
なお、この3つのチョコレートのような色は、ブックシェルフにおすすめだそうです!
Clean and timeless blue
すっきりとしたタイムレスなブルー
FARROW&BALL (左)No.W29 Ultra Marine Blue (右)No.281 Stiffkey Blue
「近年インテリアカラーのトレンドとして人気の黒っぽいインキーブルーですが、
今年も変わらず人気の色となるでしょう。
キッチンやリビングをリフレッシュさせたい方はぜひブルーを」とオススメしています^^
また「2021年には、生き生きとしたNo.220 Pitch Blue、フレッシュなNo.W29 Ultra Marine Blue、
よりダークなNo.281 Stiffkey Blueのような、よりスッキリとしたトーンの色が住まいにピッタリ。
これらのシンプルな色は、子供の頃を思い出のように親しみやすく、
クールな色合いでいて、癒やしをもたらします」とのこと。
(左)No.220 Pitch Blue (中)No.W29 Ultra Marine Blue (右)No.281 Stiffkey Blue
これらのブルーの色は、壁にも木工品とも相性がよく、
よりフォーマルで伝統的な雰囲気にするなら、白やライトグレーの木工品とどうぞ。
特に、明るく開放的な空間やオープンなアイランドキッチンなどのスペースでは、
よりその効果を高めてくれるそうですよ!
Natural greens
ナチュラルグリーン
FARROW&BALL No.W56 Sap Green
グリーンもここ数年続いているトレンドカラーのひとつですが、
素朴で柔らかなグリーンを住まいに取り入れることで、
自然と強く繋がり、1日の始まりをパーフェクトなものにしてくれるそうです。
Joaさんは、自然の要素をインテリアに取り入れると
「個人の成長を促すと共に穏やかさを感じさせる」のだそうです。
大変な2020年を過ごしてきた私たちにとって、歓迎すべきニュースですね!
FARROW&BALL No.292 Treron
また、どの部屋をグリーンに塗るか迷っている方に、このようなアドバイスも。
「上の写真のトラディショナルなグリーンのNo.292 Treronなら、
住まいに昔から塗っていたかのようによく馴染みます。
また、Treronより少し青み寄りのNo.47Green Smokeは、
魅力的な深みと色あせたような色味が親しみを感じさせてくれます。
家に帰ると、まるで包み込んでくれるような、ソフトでスモーキーな色合いです。
よりオリーブカラーの強いNo.W56 Sap Greenは、自然の恩恵も感じさせながらも、
ミッドセンチュリーのモダンな雰囲気に強い色を取り入れたい方におすすめです。」
(左)No.292 Treron (中)No.47 Green Smoke (右)No.W56 Sap Green
英国では、これらグリーンは廊下で人気の色です。
それは廊下から一歩部屋に入ったら、よりその部屋を明るく広く感じさせるため。
海外の方は、色の効果とテクニックをうまく使っているのですね!
Earth colours
アースカラー 自然の色
FARROW&BALL No.293 Jitney
アースカラーを使って、自然の美しさで住まいを彩りましょう。
2021年は、暖かさを感じるウォーム系のカラーパレットに注目して、
快適ながらも、自分らしい個性と上品さを住まいにプラス!
「ソフトで控えめなNo.293 Jitneyは、ベースカラーとしてぴったり。
キッチン下部の色に他のアースカラーを使い、Jitneyとカラーコーディネートすることで、
土、空気、自然光といった自然要素との繋がりを感じることができるでしょう。」とJoaさん。
また「No.28 Dead salmonのきのこのような色はJitney同様に繊細でいて素朴な色合いなので、
親しみやすく、居心地の良さを感じさせてくれるでしょう。
No.66 India Yellowはやや強めでムーディーな色で、熟成された使いやすさと
モダンな強さがミックスされた2021年にピッタリの色合いです」とのことでした。
(左)No.293 Jitney (中)No.28 Dead salmon (右)No.66 India Yellow
さて、以上がFarrow&Ballが提案する2021年のトレンドカラーとなります!
4つのテーマにわけて、それぞれでオススメの色をご紹介させていただきましたが、
お気に入りの色は見つかりましたか?
2021年は自然界の美しい色を取り入れて、
ポジティブに過ごせる住まいづくりを楽しんで下さい。
カタログ請求をいただけたら、Farrow&Ballの132色がすべてご覧いただけます。
是非、カタログ請求をご依頼ください。
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