クロス(壁紙)
■ 塩化ビニルクロス
一般家庭に貼られている塩化ビニルクロスには、直接施工ができます。
※撥水加工、フッ素樹脂ラミネート、汚れ防止用、ペット用等の特殊加工クロスなどは、水性塗料を弾くためペイントできないものもあります。
■ 布クロス
布クロスは、塗料が吸い込むため、ムラができる可能性があるので塗装には向いていません。
■ クロスの状態別
■タバコのヤニがある場合、タバコのヤニの上に直接ペイントすると、何らかの樹脂と反応し、溶け出し、乾いたあと塗膜の表面に浮き上がってくる可能性があります。洗剤をつけてしっかり汚れを落とし、水拭きをして壁が乾いた後、ヤニ止めシーラーを下塗りしましょう。
■カビが生えている場合、カビ取り剤でしっかり取り、カラーワークスプライマーを下塗りしましょう。
■油汚れがある場合、油汚れが酷いと水性塗料は弾かれて、綺麗に塗ることができません。汚れを洗剤で落とし水拭きをして乾いた後、カラーワークスプライマーを下塗りしましょう。
■クロスに穴、隙間がある場合、ジョイントなど剥がれている部分は木工用ボンドで貼り、隙間や穴は大きければパテで埋めましょう。パテが乾いた後は、紙やすりをかけプライマーを下塗りしましょう。なお、画びょうや釘の穴のように小さい穴は、市販の補修材で簡単に埋めることができます。